ビー・エム・ダブリューはこのほど、新型「MINI クラブマン」の概要について発表した。昨年3月に登場した3代目「MINI」をベースとしたことで、先代モデルより大型化し、快適性、多目的性が大幅に向上している。
新型「MINI クラブマン」は大きなボディが特徴のひとつ。新型「MINI」5ドアモデルと比較しても、全長で27cm、全幅で9cm、ホイールベースは10cm拡大している。乗員は最大5名で、ラゲージ・ルーム容量は360リットルを確保。後席バックレストは40:20:40の分割可倒式で、ラゲージ・ルームを最大1,250リットルまで拡張することができる。
先代モデルの特徴であった観音開きの「クラブドア」は、ボディが大型化したこともあり、一般的なドアに変更された。一方、観音開きのバックドアは継承されている。エクステリアはコンパクト・セグメントのニーズに応え、伝統的なシューティング・ブレーク・コンセプトを再解釈したという。かわいらしさを強調した3ドアの「MINI」とは一線を画す迫力ある外観となっている。
インテリアはワイドなダッシュボードの上部をコックピット装飾フレームで縁取ったデザインを採用。メーター・パネルはステアリング・コラム上に配置され、円形センター・メーターにはLEDライト・リングと車両情報、インフォテイメント機能、電話、ナビゲーション機能のためのディスプレイを内蔵している。
エンジンはガソリン2種類、ディーゼル1種類の合計3種類が用意され、最もパワフルな2.0リットル4気筒ターボエンジンは192PSを発揮する。なお、これらの仕様はドイツ国内市場向けモデルを基準としており、日本での発売時期、価格などは発表されていない。