富士通の2015年夏モデル「LIFEBOOK AH77/U」は、パフォーマンスや画面サイズ、拡張性の高さなどを重視したA4ハイスペックノートだ。前モデルからプロセッサが強化されたほか、筐体のデザインもよりプレミアム感のあるものにブラッシュアップされている。

今回は、その実機を試すことができたので、前モデルから変更のあったポイントを中心に、新モデルの特徴と実力を紹介していこう。

LIFEBOOK AH77/U

ロゴマークのみのシンプルな天板

■主な仕様   [製品名] LIFEBOOK AH77/U   [CPU] Intel Core i7-4722HQ(2.40GHz)   [メモリ] 8GB   [ストレージ] 1TB SATA HDD   [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ   [グラフィックス] Intel HD Graphics 4600(CPU内蔵)   [ディスプレイ] 15.6型ワイド液晶(1,980×1,080ドット、タッチ対応)   [OS] Windows 8.1 Update 64bit   [店頭価格] 216,000円前後  

新デザインで画面への集中度が上がる

LIFEBOOK AH77シリーズは、従来から底面を含め360度どこから見ても統一感のある"オムニデザイン"を採用している。新モデルは、それをさらに一歩突き詰めて、使いやすさと見た目の美しさをより高いレベルで両立させているのが特長だ。

たとえば、従来はキーボード部分のエリアが周囲に比べて少し凹面状にへこんでいたが、新モデルではキーボードエリアの左右と奥の段差がなくなりフラットな形状になっている。そのため、キーボード奥にある電源ボタンやワンタッチボタンにも段差を意識することなくタッチできるようになった。

無駄な凹凸がなく、すっきりした底面

キーボードはテンキー付き

キートップは指で押さえやすい形状で、文章を軽快に入力できる。キーボードエリアとワンタッチボタンの間にあった段差がなくなっている

また前モデルはキーボード奥のワンタッチボタンがあるエリアにスピーカーが配置されていたが、新モデルではそれがヒンジ部に移されてワンタッチボタン周囲がすっきりしている。しかもスピーカーのある部分は傾斜がついており、PC使用中はスピーカーが視界に入らないようになった。ひとつひとつは軽微な変化だが、全体としてみるとPCの画面や作業に集中しやすくなっている上、より洗練された雰囲気になっている。

スピーカーがヒンジ部に配置されているが、傾斜が付いているためPC使用時に視界に入らないようになっている