北米トヨタはこのほど、米国テキサス州プレイノに建設予定の北米新本社キャンパスの完成予想図を公表した。
トヨタは、各部署の連携を一層深めて「もっといいクルマ」をより迅速に提供すべく、北米本社機能の集約・移転を進めており、2015年1月に建設予定地で起工式を行うなど、「北米ワントヨタ」実現に向けた準備を行っている。
新キャンパスでは、7つのオフィス棟に囲まれた中心地に、「Central Plaza」を建設。Centralとの文字通り、コミュニケーションの中心となるべく、カフェテリアやジムのほか、従業員同士の交流に使えるスペースなどを配置した。
また、自然を活用した環境に優しい特長を多く備えており、建物外壁をガラス張りとして自然光を最大限活用する一方で、南側に張り出した屋根が日差しを適切なレベルに抑えるよう設計。建屋や駐車場には太陽光パネルを設置し、敷地内には乾燥に強い地元産の樹木を用いてテキサス州中北部らしい緑化を施した。さらに、新本社で使用する水を確保、貯蔵するための灌漑設備を用いており、水を大切に使うキャンパスを目指しているとのこと。