ソニーは6月25日、モバイルバッテリー「CP-R10」を発表した。クアルコムが提唱する「Quick Charge 2.0」規格に準拠している。発売は8月20日。価格はオープンで、推定市場価格は9,500円前後(税別)。
CP-R10は、同じくQuick Charge 2.0に準拠したNTTドコモの「急速充電2」にも使用できる。Quick Charge 2.0対応機器には、最大9V/2.0Aの電力供給が可能で、これまでの約半分の時間で充電が完了する。それ以外の機器には5V/2Aまでの対応となる。
CP-R10はリチウムイオンポリマー充電池を使用しており、約1,000回の繰り返し充放電が可能だ。また、フル充電後、1年間経過しても、約80%の電池残量をキープする。バッテリーの容量は10,000mAh、一般的なスマートフォンに約4回の充電が可能だ。本体サイズはW66×D21.8×H126mmで、質量は約275g。
同社のリチウムイオンポリマー充電池は、セルに使用されている電解質がゼリー状となっており、液もれを起こしにくいという特徴を持っている。また、ガスの発生による膨張を起こしにくく、液体に比べて電解質の均一化が可能なため、繰り返し充放電可能な回数も多いという。