7月1日に60歳の誕生日を迎える明石家さんまが22日、MBSテレビのバラエティー番組『痛快!明石家電視台』(毎週月曜 23:53~)の収録に参加し、オール阪神・巨人、西川のりお・よしおら旧知の芸人仲間たちと若手時代の秘話を明かすトークを繰り広げた。
同番組ではさんまの還暦を記念し、7月6日、13日、20日の3週にわたって「明石家さんま生誕60年SP」を放送。この日に行われた13日放送分の収録では、「さんまちゃん大阪同窓会」と題し、同期のオール阪神・巨人、桂小枝、公私共に親しい先輩の月亭八方、西川のりお・よしお、ザ・ぼんち、後輩のハイヒールをゲストに迎えて思い出話に花を咲かせた。
若手のころ、さんまと同じマンションに住んでいたというオール阪神は、番組収録のためスタジオに向かう交通費さえない金欠状態だったさんまに「(金を)カツアゲされてんで!」と冗談まじりに被害を訴え、これにはさんまも「俺、なんであんなに金なかったんやろ?」と苦笑い。小枝は、修行時代にさんまが使っていた落語のネタ帳を借り受けていたことを明かし、「60歳を機にあれを使ってまた落語をやったら?」と勧めたが、さんまは「それ、三枝(文枝)兄やんや鶴瓶兄やんにもよう言われるけど、絶対せぇへん!」とキッパリ断っていた。
そのほか、テレビ初出演後、横山やすしに初めて飲みに連れて行かれ、「地獄」を見たという話や、若手時代の破天荒な夜遊びエピソード、強烈な個性を放つ昔ながらのベテラン芸人にまつわる爆笑秘話なども飛び出し、さんまは「ホンマに楽しかったなぁ」と終始大笑い。最後に、オール巨人から「広島東洋カープに帰って来た黒田選手みたいに、大阪に帰ってお世話になった人に恩返しするとか…」と若かりし日を過ごした大阪に戻ることを打診されると、「帰りたい。またこんな楽しい会話したい!」と漏らしていた。