鳥貴族は22日、東京証券取引所の承認を受け、2015年7月10日をもって、東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)から市場第2部へ市場変更すると発表した。

同社は併せて、22日開催の取締役会において、新株式発行などによる資金調達を行うことを決定。調達資金約14億円については、全額を焼鳥屋「鳥貴族」新規出店のための設備投資資金に充当する。普通株式の発行数は20万株で、払込金額は2015年6月30日~7月2日の期間に決定する。払込期日は7月9日。

また、2015年7月31日の最終株式名簿に記載または記録された株主を対象に、普通株式1株を3株に分割する株式分割を実施すると発表。これにより、株式の流動性向上および投資家層の拡大を図る。さらに株主優待制度の拡充も行うとしている。

鳥貴族は1986年9月設立。国産の鶏肉を使用した280円均一(税抜)のメニューを提供し、業績を拡大している。2015年5月末現在の店舗数は405店舗(直営店220店舗、TCC店185店舗)。なお、代表取締役社長の大倉忠司氏は「関ジャニ∞」メンバーの大倉忠義さんの父親としても知られる。