「つきあえる恋」ばかりの人と、「つきあえない恋」ばかりの人には明確な違いがあります。前回までの記事では、「ちゃんとつきあえる恋」を「対の恋愛」、「ちゃんとつきあえない恋」を「半分の恋愛」と呼んで区別し、「半分の恋愛」が多い人の特徴についてご紹介しました。今回は、「対の恋愛」が多い人の特徴について見ていきましょう。
>>>「半分の恋愛と対の恋愛」と「つきあえない恋ばかりの人の特徴1」についてはこちら、「付き合えない恋が多い人の特徴2~4」についてはこちらをどうぞ!
「対の恋愛」が多い人の特徴1:「相手の気持ち」も大切にする
「ちゃんとつきあえない恋」(「半分の恋愛」)が多い人は、自分の気持ちだけを大切にする傾向がありました。一方「ちゃんとつきあえる恋」(「対の恋愛」)が多い人は、自分の気持ちだけでなく相手の気持ちも大切にするという傾向にあります。
「対の恋愛」が多い人は、例えばいいなと思う人がいても相手が自分にまったく興味がない様子なら、自分一人だけでどんどん気持ちが盛り上がって何年も思い続けることは少ないでしょう。
なぜなら、彼らにとって恋愛とは「一人で空想してときめくもの」「むくわれない関係に身も心もすり減らすもの」ではなく、二人で「対の関係」を楽しむものだからです。
「対の恋愛」が多い人の特徴2:「自分を気に入ってくれる人」の中から選ぶ
「半分の恋愛」が多い人は自分のトキメキだけに正直、つまり「トキメキまかせの恋」をする傾向にあります。しかし「対の恋愛」が多い人は一人で突っ走ることが少なく、「自分を気に入ってくれている」と感じられる人を「いいな」と思って心が動く傾向にあります。
といったことを言うと、「自分をいいと思ってくれる人がいるのですが、どうしても好きになれないのです」と言われることがあります。しかし、私がここで言っているのは、好きになれない人を無理に好きになったり、嫌々つきあったりする、ということではまったくありません。
最初に「いいな」と思ったとしても、自分への興味がない相手に対しては自然と熱が冷め、「好きになったりつきあったりするのは自分を気に入っている人の中から」という感覚を持っている、ということなのです。
「対の恋愛」が多い人の特徴3:「どんどん仲良くなれる人」を選ぶ
前項の「『自分を気に入ってくれる人』の中から選ぶ」には、もしかしたら「うーん、それは妥協としか思えない」と抵抗を感じる方もいるかもしれません。
それでは、どんどん仲良くなれる人をますます好きになって、仲良くなれない場合は「残念だけど、ま、いっか」と気持ちも冷めていく、という説明はいかがでしょう。
例えば、「いいな」と思った人に会えそうな日程を聞いても、忙しいなどと言われてなかなか会えないようなこともあります。こちらはもっと仲良くなろうとしているのに、そうならないのなら、相手は今のところそれ以上仲良くなりたいとは思っていない可能性が高いでしょう。
「対の恋愛」が多い人は、一向に仲良くなれない人をずっと思い続けるのでなく、「仲良くなれる人を見つけよーっと」という感覚を持っていることが多いのです。
つまり、「対の恋愛」が多い人とは、相手の気持ちを変えたり、振り向かせたりするのがうまい人だとは限らず、相手が自分をどう思っているのかを察して恋愛をしている人であるといえるかもしれません。これは、必死に自分の感情をコントロールしているわけではなく「二人で恋を楽しむこと」を求めた結果、自然とそういう感覚になるのです。
さて、今回の記事は、あなたやあなたの知っている人にあてはまる部分はありましたか? 次回は「対の恋愛」が多い人の特徴の残り2つをご紹介します。
※画像は本文と関係ありません
<著者プロフィール>
ANNA
恋愛研究者。学生時代より都内のキャバクラ、六本木、銀座の有名クラブなどでホステスとして活躍。また合コン、お見合いパーティー、ホストクラブなどで実習に励み、合計約5000人の男性と会話した経験を持つ。著書に『本当に好きな人とずーっと幸せになる本』(廣済堂出版)、『大好きな人が振り向いてくれる本』『大好きな人がどんどん好きになってくれる本』(大和出版)、『どうしても忘れられない彼ともう一度つきあう方法』(すばる舎)など。ブログ「愛し体質は、愛され体質」