歌手で女優の神田沙也加が、7月17日スタートのTBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』(毎週金曜22:00~22:54)に、合唱部の副顧問役で出演することが19日、明らかになった。神田の連続ドラマ出演は12年ぶりとなり、映画『アナと雪の女王』で高い評価を得た歌声も披露する。
同ドラマは、合唱大好きな女子高生・香川真琴(芳根京子)が、廃部寸前の合唱部を立て直し、歌の力で奇跡を起こしていく青春ストーリー。合唱部の生徒役はオーディションで選抜し、合唱部顧問の音楽教師役は、数々のミュージカルで活躍し、映画『シンデレラ』の日本語版声優としても話題の城田優が務める。
神田が演じる高校教師・瀬山えみりは、合唱部の副顧問であり、主人公・真琴の担任でもあるキーパーソン。『赤毛のアン』『レ・ミゼラブル』など数多くのミュージカルで活躍し、昨年は映画『アナと雪の女王』日本語吹き替え版のアナ役で歌唱力を高く評価された神田は、今回のドラマでも歌声を披露する。神田の連ドラ出演は、2003年の『ヤンキー母校に帰る』(TBS系)以来12年ぶり、教師役は初となる。
神田は、12年ぶりの連ドラ出演は「ある意味初めてと同じ」とコメント。『ヤンキー母校に帰る』で一緒だった高畑淳子や平泉成と再び共演できると聞いて「うれしさと安心感で一杯になりました」と喜び、「緊張していますが、"合唱"という題材なのでアウェイ感なくやれるのでは」と出演を決意したという。そして、「一刻も早くドラマのスピード感と勘を取り戻して、テンポに慣れ、コンディションを整えておきたい」とし、「当たり前に先生らしく見えるように努力したい」と初の教師役にも意欲を見せている。
また、「バックステージでも歌の練習や指導を生徒役の方たちにしてほしい」と頼まれたという神田は、城田も生徒に指導している姿を見て、「私が持っている情報の中で役立つと思うことを生徒たちにアドバイスして、声楽指導をしていこう」と決意。「私も一緒に伸びていけたら」と語る。
神田に加え、他キャストも"歌える役者"がそろった。真琴の父親で、合唱大好きな一家の家長・香川雄司役には、『雨に唄えば』で読売演劇大賞男優賞を受賞した川平慈英、同じく合唱を愛する真琴の母・美奈代役には劇団四季出身の堀内敬子が決定した。また、真琴の祖父・原田万歳役には平泉成。表参道高校の校長で、過去には合唱部顧問として真琴の両親を指導していた大曽根徳子役は高畑淳子が務める。なお、それぞれの見せ場で歌声を披露するシーンが用意されている。
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