富士重工業は19日、ハイブリッドシステムを搭載したスバル「インプレッサ SPORT HYBRID」を発表した。7月10日に発売される。

スバル「インプレッサ SPORT HYBRID 2.0i-S EyeSight」

「インプレッサ SPORT HYBRID」は、モーターアシストによるリニアで軽快な加速と上質でスポーティなハンドリングを実現することで、ハイブリッドモデルならではの走りの楽しさと、JC08モード燃費値で20.4km/リットルの燃費性能を両立したモデルとなる。

ハイブリッド化で搭載されるモーターや高電圧バッテリーなどの配置に関して、スバル独自のシンメトリカルAWDレイアウトが持つ低い重心高・優れた重量配分を生かした設計とし、高い運動性能を実現。ハイブリッドシステム用バッテリーのエネルギーマネジメントを見直して高速領域における回生エネルギーの活用を実現し、制御変更により回生頻度を向上させて積極的にバッテリーを使うことで、燃費向上が図られている。

トランスミッションはハイブリッド用の駆動モーターを一体化した専用リニアトロニック(CVT)を採用。従来型に対してフリクションを低減し、トルクコンバーターの流体特性を変更することで、燃費の向上とダイレクト感のある走りを実現した。

運転支援システムは、ハイブリッド対応アイサイト(ver.2)を全車に標準装備。ハイブリッドシステムとアイサイトの協調制御により実現する「ECOクルーズコントロール」により、全車速追従機能付きクルーズコントロール作動時にEV走行と回生ブレーキを最大限活用することで、実用燃費の向上を図っている。

エクステリアは、「HYBRID」グレード専用のワイド&ローを強調したフロントマスクや、新採用の大径タイヤ、専用サイドシルスポイラーによって、抑揚のあるダイナミックなサイドビューを実現。リヤ周りには空力性能を向上させるルーフエンドスポイラや、LEDランプをリヤコンビランプに採用している。

インテリアはハイブリッド専用のブルー加飾のアクセントを加え、ピアノブラック調パネル、金属調加飾と組み合わせることで先進性と上質感を表現した。スバル「インプレッサ SPORT HYBRID」の価格は250万5,600~263万5,200円(税込)。