中国人の中には、「上海国際映画祭」での日本映画上映を楽しみにしている人も多いよう

中国・上海にて、第18回となる「上海国際映画祭」が6月13日~21日まで開催されている。日本の映画も「2015上海・日本映画週間」という枠の中で7本、この枠の他にも8本が上映される。中国では日本映画が上映される機会は少なく、この映画祭を楽しみにしている人も多いのだという。

「今日はどのくらい高く飛ぶかな? 」

上海・日本映画週間では毎年豪華なゲストが日本から訪れる。今年のオープニングセレモニーにも、俳優として栗原小巻さん、戸塚祥太氏、イーキン・チェン氏のほか、監督として土井裕泰氏、三島有紀子さん、深川栄洋氏、小林聖太郎氏、鈴木舞さん、そして、2015上海・日本映画週間の親善大使を務めるふなっしーが登場した。

その中でも、中国版ツイッター「ウェイボー」をのぞいてみると、人気を二分したのは戸塚祥太氏とふなっしーだったことがうかがえた。

戸塚祥太氏に関しては、「戸塚祥太に会いたい、なんで映画祭は夏休みにやらないの? 」「戸塚くん単独で見たのは初めて。まつげがすっごい長い~」「舞台挨拶があるって知らなかった。ジャニーズの人が来るなんて! 」などとコメントする人が見受けられた。

一方、ふなっしーの人気も負けず劣らずである。「ふなっしーが上海の日本映画週間にやってきた。今日はどのくらい高く飛ぶかな」「かっこいいイーキン・チェンとかわいいふなっしーが同じ舞台に。でも少しも違和感なかった」「ファンが争ってふなっしーとツーショット写真を撮るから、一時会場が混乱してた」。ふなっしー自身もきっと、中国にたくさんファンがいることを実感できてうれしかったに違いない。

「『ビリギャル』を見てから中毒みたいに」

もちろん、映画そのものも話題にのぼっている。

「『予告犯』のチケットは1,200枚あったんだけど、12分で売り切れたらしいよ」という噂もあるように、映画のチケットを入手するのはかなり大変だったよう。実際、ウェイボーでチケットを譲ってくれる人を探す人も多いようだ。運良くチケットを手に入れることができた人が映画の感想を述べている。

「『恋するヴァンパイヤ』を見たけど、私の桐谷美玲さんはやっぱり美しいと再確認した」「有村架純の『ビリギャル』を見てから中毒みたいになっちゃった。日本映画週間の映画、全部見ちゃいそう」「『トワイライトささらさや』の新垣結衣の人妻役がすごくいい! 」「映画を見て泣くなんてあまりなかったけど、『トワイライトささらさや』では泣いちゃった。おすすめ」。

上海国際映画祭は今週末の6月21日まで続く。日本映画が楽しめる貴重なチャンス、ぜひたくさんの中国人に見てもらえればと思う。

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