東京都墨田区・すみだ水族館は6月30日までの期間限定で、5月13日に誕生したマゼランペンギンの赤ちゃんを特別展示している。
3年連続、東京スカイツリータウンでペンギンの赤ちゃんが誕生
同館では、飼育しているマゼランペンギン「カクテル」が4月5日に産卵し、人工孵化を行ってきた。産卵より36日後にあたる5月11日には、内側から卵殻を割る嘴打ち(はしうち)が確認されたため、飼育スタッフが24時間体制で見守り、5月13日 3時48分頃に無事に孵化を確認した。現在、誕生したペンギンの赤ちゃんはいく育雛器(いくすうき)の中で飼育スタッフに育てられている。
赤ちゃんの母親「カクテル」が父親「カリン」と産卵を行うのは今回で3年連続となり、2013年には姉となる「まつり」と、兄となる「はなび」が、また2014年には兄となる「はっぴ」が誕生し、すくすくと育っている。
5月30日から6月21日の期間中、誕生したペンギンの赤ちゃんの名前を館内で募集。同館で生まれたペンギンは「元気な東京」をイメージする言葉が命名される。応募のあった中からペンギンの飼育スタッフによる話し合いの上決定し、7月上旬に発表予定となる。また、8月頃にはプールデビューも予定している。
赤ちゃんの誕生を記念して、館内にはペンギンのぬいぐるみと自由に遊べるキッズスペース「ペンギンルーム」(5月3日~6月19日)を設置。また、同館のショップでは、オリジナル新商品「きんちゃく ヒナペンギン」「きんちゃくマゼランペンギン」(各972円・税込)の販売を開始する。赤ちゃんは体長約11センチ・体重約69グラムで生まれ、今後、3カ月程で成鳥(体長60~70センチ)とほぼ変わらない大きさまで成長するという。
「ペンギンの赤ちゃん展示」は、5月30日~6月30日。時間は、各日13時30分~17時。場所は、同館6階 ペンギンのゆりかご。