レストランでの食事の際、ウェイターにワインを注文する時がありますよね。その際、グラスを手で持つべきか、黙って見ていればいいのか……ちょっと悩みますよね。今回は、マナーの専門家 松井千恵美先生に、ワインを注いでもらう際の正しい作法を教えてもらいました。

グラスは手に持たない、自分で注がない

ワインを注文すると、ウェイターがグラスに注いでくれます。この際、ウェイターは必ず右側から注ぐことになっています。

実は、ワインを注ぐというのは、熟練のウェイターしか行えないほど難しい作業とされています。反射的にグラスを手にしたり、グラスの脚や台の部分をおさえる人もいると思いますが、こぼしてしまうことがありますので、持ってはいけません。また、グラスが空になった時も、自分でワインを注がずに、ウェイターを呼んで対応してもらいましょう。

正しい例: 手は膝の上などに置いて注ぎ終わるのを待ちましょう

ダメな例: グラスを持つと危険なので、持ってはいけません

撮影協力 アルジェントASO

教えてくれたのは……

マナー講師 松井 千恵美さん

桜ことスクール 代表。CA養成スクールでメイク・立ち居振る舞い等の講師実績を持ち、お箏 (こと) の家元が教える大人のためのマナースクールを運営。美しく品格ある大人の女性を目指す方のみならず、企業や教育関係での講義にも定評がある。


執筆:松田識史

株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。

本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。