三菱航空機はフランス時間の6月17日、パリ・エアショーにおいて次世代のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)に関するメディアブリーフィングを実施した。
会場では同社の森本浩通社長よりMRJの進捗を発表。飛行試験機初号機は6月8日に走行試験(Low Speed Taxiing Test)を開始するなど、種試験ならびにフィードバックを実施中であり、続く2号機は全機の機能・技術試験を、3号機は脚の取り付けを終えて艤装作業を、4号機は翼胴結合作業を、5号機は胴体結合を終えてANAカラーの塗装が完了していることを伝え、9~10月に予定されている初飛行に向けて開発は順調に進んでいることをアピールした。
MRJは現在、日米とアジアの航空会社から合計407機(確定223機、オプション160機、購入権24機)を受注している。
飛行試験機初号機による走行試験の様子
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