東京都は15日、都内の民間労動組合を対象とした2015年夏季一時金要求・妥結状況の中間集計結果(2015年6月11日現在)を発表した。それによると、調査対象1,000組合のうち、既に妥結している316組合の平均妥結額は76万932円となり、前年妥結額と比べて金額で2万3,779円、率にして3.23%上回った。

月給と比較した場合、平均賃金31万4,742円(38.9歳)の2.42カ月分となり、前年の2.26カ月分から0.16カ月分増えた。

産業別・業種別(5組合以上)の妥結金額を見ると、「情報制作(出版等)」が110万4,792円でトップ。以下、「電子部品・デバイス・電子回路製造業」が90万3,882円、「機械器具製造業」が86万8,465円と続いた。一方、最も低かったのは「宿泊業、飲食サービス業」の34万8,042円となった。

妥結状況(加重平均)(出典:東京都Webサイト)

前年比で見た場合、「金属製品」が19.86%増で最も高く、以下、「卸売・小売業」が14.50%増、「ゴム製品」が7.89%増と続いた。反対に最も低かったのは「金融・保険業」の3.23%減、次いで「電子部品・デバイス・電子回路製造業は1.58%減、「化学工業」が1.33%減となった。