累計発行部数が3億2,000万部を突破し、「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」として、ギネス世界記録に認定された尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』のスペシャルアニメ『ワンピース エピソード オブ サボ~3兄弟の絆 奇跡の再会と受け継がれる意志~』が、8月22日にフジテレビ系(21:00~23:10)に放送されることが明らかになった。
今回放送されるのは、レギュラーアニメシリーズとは別の「エピソードオブシリーズ」。過去には、『ONE PIECE エピソード・オブ・ナミ ~航海士の涙と仲間の絆~』、『ONE PIECE エピソード オブ ルフィ ~ハンドアイランドの冒険~』、『ONE PIECE エピソードオブメリー ~もうひとりの仲間の物語~』が放送され、原作でも人気のエピソードが描かれていた。
本作は、主人公ルフィと義兄のエース、そしてもう一人の義兄・サボの3人が、海賊になることを夢見ながら共に過ごした幼少時代が舞台。『ONE PIECE』ファンの中でも支持が高いエピソードだが、今回はさらに原作でもアニメでも描かれていない、サボがドレスローザに潜入した当初の様子やルフィと再会を果たした時の模様が、サボの目線で描かれる。昨年8月に放送されたアニメ放送15周年特別作品『ONE PIECE"3D2Y"エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い』では、エースと白ひげの墓前にサボが立っているシーンが描かれ話題となったが、本作ではそのシーンも新たにサボ目線で再現されるという。
フジテレビ編成部は、今回のストーリーを「幼き日に交わした"約束と絆"を描いていく物語」と表現し、「時がたっても変わらない思いを受け継ぎながら冒険を繰り広げていく彼らの活躍をこの放送を機にご覧いただければ幸いです」とコメント。そして、東映アニメーションの櫻田博之氏は「エース・ルフィ・サボの3兄弟の出会い、別れ、そして再会と、彼らのすべてを見ることのできる特別編! さらにドレスローザに来たサボがルフィと再会するまでの知られざるエピソードも初公開しちゃいます」と本作を説明している。
『ONE PIECE』は、現在までに77巻を発行。2014年12月末までの累計発行部数320,866,000冊が、「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ(The most copies published for the same comic book series by a single author)」として2015年6月15日にギネス世界記録(R)に認定された。2015年7月3日には最新刊78巻が発売される。
(C)尾田栄一郎/集英社
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション