高級なレストランでは、入店するとウェイターがテーブルまで案内してくれることが多いのですが、実は着席の際にもマナーがあります。ここでは、テーブルでの着席方法をあらためて確認しておきましょう。

座る時はテーブルに向かって左から

ウェイターにテーブルまで案内してもらったら、着席する人はイスの左側から座ります。イスはウェイターが引いてくれるので、自分で動かす必要はありません。流れに従って座ればOKです。

なお、席は女性が上座です (ウェイター最初にイスを引いた席が上座です)。座る順番は、女性→男性……となります。イスに座る時は、左から入り、左から出ます。右から入っても間違いというわけではありませんが、大勢の場合、隣同士でぶつからないための慣習です。

イスを引いてもらったらテーブルとの間に入りましょう

座る際はウェイターがイスを押してくれるので、ゆっくりと着席しましょう

テーブルに向かって左側から着席するようにします

男性がウェイターの役割を果たせるとGood!

これは男性に向けた説明なのですが……ウェイターのエスコートがないカジュアルなお店であれば、男性が女性のイスを引いてあげると大変Goodです。しかし、日本の男性にはあまり期待できないのも事実です。基本的には、女性が自身でイスを調整してしまってかまいません。

撮影協力 アルジェントASO

教えてくれたのは……

マナー講師 松井 千恵美さん

桜ことスクール 代表。CA養成スクールでメイク・立ち居振る舞い等の講師実績を持ち、お箏 (こと) の家元が教える大人のためのマナースクールを運営。美しく品格ある大人の女性を目指す方のみならず、企業や教育関係での講義にも定評がある。


執筆:松田識史

株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。

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