メイドインジャパン・ハラール支援協議会、日本SI研究所、ハラールメディアジャパンの3社はこのほど、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪日ムスリム観光客の受け入れ施策として進める「Muslim Welcomeコンセプト」が免税店大手のラオックスに導入されたと発表した。
ラオックスは、中国、東南アジアを中心とした訪日外国人向けの店舗展開を進めている。今回、「Muslim Welcomeコンセプト」を各店舗に採用することで、インバウンドストアの訪日外国人受け入れに幅広く対応していく。
ラオックスの「Muslim Welcome Tax Free Store」としては、2015年3月に開設した秋葉原本店の試行コーナーに続き、6月6日に開店した新宿本店にムスリム向け特設コーナーを本格オープン。同店では、契約面積2,100平方メートルのフロアにムスリム向け商品約50品を用意し、今後、増加が見込まれる訪日ムスリム観光客を呼び込む。
メイドインジャパン・ハラール支援協議会など3社は、秋葉原本店、新宿本店において様々な項目を提案。主なものでは、全国からのハラール認証商品に加え、ノンポークノンアルコール商品といったムスリムが土産品として購入できる商品の販売、成分表示の情報開示、礼拝スペースの設置などを提案したという。