長野県のローカル線「別所線」を運営する上田電鉄はこのほど、3月から運行開始した"新型車両"6000系の愛称が「さなだどりーむ号」に決まったと発表した。
6000系は2013年まで東急東横線・東京メトロ日比谷線の直通運転で活躍していた元東急1000系。戦国時代に名をはせた真田家の軍団が甲冑を赤色で統一していたという故事(真田の赤備え)にちなみ、6000系では車体の基調色を赤とし、黒い帯の部分に真田家が用いた「六文銭」の紋をあしらっている。
愛称決定に先立ち、「信州上田をイメージした親しみやすさ」などをテーマとした愛称公募を実施。5月31日までの募集期間中に寄せられた354点の案の中から、「さなだどりーむ号」が愛称に選ばれた。愛称の意図について、「真田幸村の赤備えをイメージした車両なので苗字を使い、(上田電鉄の)まるまどりーむ号のようなやわらかみのある愛称としました」と説明している。命名者には上田電鉄から、6000系が実際に掲出したヘッドマークが記念品として贈られるという。