Blackmagic Designは、同社が販売するPCleキャプチャー・再生カード「DeckLink 4K Extreme 12G」に対応するメザニンカード「DeckLink 4K Extreme 12G - Quad SDI」を発売した。価格は75米ドルで、国内価格は9,980円(税抜)。
本製品は、キャプチャーカード「DeckLink 4K Extreme 12G」にクアッドリンクSDI入出力を追加するメザニンカード。既存の同キャプチャーカードは、12G-SDI接続にネイティブ対応しているため、高フレームレート4K機器に高速SDIケーブル1本で接続可能だが、第1世代のUltra HDモニターおよびプロジェクターはクアッドリンク3G-SDI仕様のため、接続には4本のSDIケーブルが必要だった。本製品では、そういった4系統の3G-SDI接続から高速12G-SDI接続までをサポートするため、第1世代のUltra HD機器を使用する必要のあるユーザーも、古い機器と最新の12G-SDI機器の両方に1枚で対応できる。
また、同社カラーグレーディングソフト「DaVinci Resolve」のユーザーなら、4系統の3G-SDIコネクターを持つ旧型のモニターやデジタルシネマプロジェクターに直接接続可能。クアッドSDIのサポートに加え、ハードウェアダウンコンバーターも内蔵されており、12G-SDI 2160p60ソースをもとに1080p60ビデオを出力可能という。
なお、今回の発売にあわせて「Desktop Video」も10.4.1にアップデート。最新版では同製品「DeckLink 4K Extreme 12G - Quad SDI」がサポートに加えられたほか、2160p30の12bit RGB 4:4:4、1080p60のキーイング、ディープカラーのサポートも追加されている。いずれも詳細は同社Webサイトまで。