サンシャイン水族館は7月4日から10月12日まで、特別展「ジュラシック水族館」を開催する。

「ジュラシック水族館」7月4日~10月12日開催

太古の世界を観て、楽しんで、学べる

同展では、太古に生きていた祖先種の形状を色濃く残している「生きた化石」と呼ばれる生物をテーマに展示。また、太古生物の代表「恐竜」のイメージを持つ爬虫類なども紹介する。

会場内は3つのエリアで構成。淡水や密林に生息する生物を展示する「密林エリア」、化石と比較しながら生物を展示する「ラボラトリーエリア」、大陸移動説を証明する生物を展示する「パンゲアエリア」からなる。主な展示生物は以下の通り。

「グリーンイグアナ」は、熱帯雨林の水辺付近を好み、主に樹上で生活を送る。泳ぎがうまく、危険を感じると水に飛び込んで逃げる。草食性で果実や葉を食べる。

グリーンイグアナ

「パラオオウムガイ」は、約5億年前に誕生した祖先を持ち、約6,000万年前からほとんど形を変えていない。90本もの触手を持ち、この触手を使って餌を捕まえる。また、殻内部のガスの量を調節して浮き沈みをする。イカやタコのように漏斗(ろうと)を使って移動する。

パラオオウムガイ

「アメリカカブトガニ」は、カニの仲間ではなく、クモの仲間に近いことが分かっている。普段は干潟等に生息するが、泳ぐこともできる。泳ぐ時は、甲羅を下にして仰向けになり、鰓脚(サイキャク)を使って進む。

アメリカカブトガニ

そのほか、水面から飛び出し、胸ビレが上から見るとチョウの翅(はね)のように見える「バタフライフィッシュ」。3億年前から地球上に存在し、その卵はキャビアとして広く世界で珍重されている魚「チョウザメ」。約3億6,000万年前の石炭紀に繁栄し、ほとんど姿を変えていないと言われていされるゴキブリの一種「マダガスカルゴキブリ」などの生き物が展示される。

同展への単独入場は600円。サンシャイン水族館・プラネタリウム"満天"・J-WORLD TOKYO・ナンジャタウン・博物館・サンシャイン劇場などの施設や、イベント利用者、年間パスポート持参者は、300円となる。