フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールドはこのほど、30代~40代の主婦を中心とする既婚女性806名(平均年齢45歳)を対象に実施した、「配偶者の身だしなみ意識」についてのアンケートの結果を発表した。調査期間は5月14日~20日。

妻も夫も、夫の「ニオイと薄毛」が気になる

「夫が悩んでいること」

「夫が身だしなみで悩んでいることがあるか」と尋ねたところ、78.4%が「悩んでいる」と回答。夫が悩んでいることについて調べると、「ニオイ(32.3%)」や「薄毛(31.2%)」と回答した人が多く、次いで、乾燥肌や脂性肌などの「肌トラブル(11.9%)」「シミ・日焼け(9.2%)」と続いた。

「夫の身だしなみで気になること」

妻目線で「夫の身だしなみで気になることがあるか」と質問したところ、76.2%が「気にしている」と回答した。さらに、妻が夫のことで気になることについても尋ねたところ、「ニオイ(47.9%)」が断トツのトップとなり、妻の約2人に1人が夫の「ニオイ」に悩んでいることがわかった。

また、続く2位は、夫の悩みと同様に「薄毛」だったが、こちらは18.6%にとどまり、夫が考えているほど妻は「夫の薄毛」を気にしてはいないことが浮き彫りとなった。

妻が最も気になる夫のニオイは「加齢臭」

「妻が気になる夫のニオイ」

夫の「ニオイ」が気になると回答した女性を対象に、具体的にどのニオイが最も気になるか尋ねた結果、青臭さと脂っぽさの混じったニオイ「加齢臭(46.6%)」を挙げた人が半数近くにのぼった。次いで、男性特有の脂っぽいニオイ「ミドル脂臭(19.0%)」のほか、「足(12.6%)」「ワキ(9.2%)」と続いた。

30代以下の夫43.9%が美容室を利用

「夫の理美容室利用状況」

次に、夫の理美容室利用状況について調査した結果、夫の世代が30代以下では「美容室利用(43.9%)」と「理容室利用(41.4%)」がほぼ半々だったのに対し、40代以上は世代が上がるに連れ理容室利用の割合が増え、40代では61.2%、50代では75.1%、60代以上では理容室が82.1%となった。

夫の身だしなみに対する妻の本音

最後に、夫の身だしなみに対する妻の本音を募ったところ、「体臭が強いタイプで本人も気にしていますが、かといって対策してくれる訳でもなく…。あまり言うと『傷つく』と言われたので、密かに消臭対策しています。男性でも使える(スーツのジャケットでも目立たないような)黒の汗わきパットが発売されればいいのにといつも思っています」(妻30代以下、夫30代以下)、「消臭効果があると言われている石鹸を使っており、効果があります。でも、夜にお風呂に入らず、朝シャワーをすることが多いので同じ部屋で寝る者としては、夜お風呂に入って欲しいです」(妻40代、夫40代)といった手厳しい意見も見受けられた。

その一方で、「歳を重ね顔のたるみが気になるので、表情筋を鍛えるように折を見て言っています。言い過ぎるとやらなくなるので加減が難しい」(妻40代、夫50代)、「仕事で相手に迷惑が掛からないように清潔感を保ってほしいし、私もそれなりに気を使って送り出しています」(妻50代、夫50代)といったコメントも寄せられ、「身だしなみを整えていつまでも若々しい姿でいてほしい」(妻40代、夫50代)という妻の本音が垣間見える結果となった。