マイナビは6月10日、2016年卒業予定の全国大学4年生、大学院2年生を対象とした「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査<5月>」の結果を発表した。同調査は、5月26日~31日にかけて、2016年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生を対象に実施した。有効回答数は9,940件。

理系の進捗が速い

5月末時点の内々定率は、25.8%(前月比16.0ポイント増)となった。文理男女別では理系の内々定率が文系より高く、男女ともに3割に迫る勢いとなっている(理系男子:29.8%、理系女子:29.9%)。

内々定率 年度比較(全体)

内々定の平均保有社数は、前月同様に1.4社。内々定保有社数分布では、複数社からの内々定を保有している学生の割合が28.0%(前月比9.4ポイント増)となった。

内々定保有学生に「現在、入社意思の最も高い企業」を尋ねたところ、業種別比較では「製造業(建設業を除く)」が27.4%(前月比3.6ポイント増)に上昇した。企業規模別では、中堅・中小企業からの内々定が多く出た影響により、企業規模が1,000人以上の合計の割合が37.8%(前月比3.0ポイント減)でやや減少している。

内々定保有学生に今後の活動について聞くと、「活動終了」が21.9%で、5人に1人は活動を終了していることが明らかとなった。未内定者を含めた今後も活動を継続する学生の割合は94.1%(未内定者74.2%に内々定を保有して活動を継続する学生19.9%を足しあげて算出)となっている。