サークルKサンクスは10日、トヨタ自動車が運用する超小型電気自動車(EV)「COMS(コムス)」を使ったシェアリングサービス「Ha:mo RIDE」に協力し、15日より愛知県豊田市内6店舗の敷地内駐車場に車両ステーション導入を発表した。

"コンビニ初" という超小型EVシェアリングサービス導入

同サービスは、車などパーソナルな乗り物と公共交通を最適に組み合わせることで、人や街、環境にやさしい移動の実現を目指す交通サポートシステム。現在豊田市内の各駅や庁舎など約30箇所にステーションが設置され、会員数は3,600名を超えている。

通勤・通学、出張の移動手段、日常の買い物など、乗りたい時に乗る近距離移動ニーズに対応したモビリティ・シェアリングで、ステーション(専用駐車場)間での乗り降りが可能となる。分単位の短時間利用ができ、経済的でさらに省スペース・省エネルギーのため、地域環境にも配慮し、利便性向上とCO2排出量削減の双方が図れるサービスとなっている。

サークルKサンクスは、コンビニエンスストアの社会的役割として、環境負荷軽減や社会インフラ機能拡大に向け、様々な取り組みを実施している。今回のステーション設置により、顧客の更なる利便性向上と、豊田市内での社会インフラ機能拡大にも貢献していくという。なお、「Ha:mo RIDE」のステーション設置は、コンビニでは初の取り組みとなっている。

「Ha:mo RIDE」ステーション設置場所

利用するには、事前に会員登録が必要となっている。サービス利用方法としては、まずスマートフォンから「Ha:mo RIDE」アプリで出発地・目的地を選び予約する。次に、予約したステーションでFelicaカードによる利用が開始できる。そして、予約した返却ステーションに車両を返却する、という手順となっている。

COMS料金プラン(2015年5月時点)

料金の支払いはクレジットカードのみで、クレジット会社からの請求となり、サークルKサンクス店舗での支払いではできない。

また、設置車両に関しては、車種はトヨタ車体COMS(P・COM)の一人乗りで、種別は原付ミニカー。特徴は、超小型電気自動車、最高速度60km/h、また満充電時の走行可能距離が約50kmとなっている。