freeeは10日、今秋のマイナンバー制度開始に備え、クラウド上でマイナンバーを簡単に管理できる「マイナンバー管理 freee」の事前登録を開始した。同サービスは、給与計算ソフトと完全に連携したマイナンバー管理サービスとして提供する。

マイナンバー管理freee、事前登録を開始

マイナンバー制度は、2016年に開始されることとなっている番号制度で、2015年10月より配布が行われる予定。同制度は、「特定個人情報」として厳密な管理が法律で求められることから、専任の担当者を持たないスモールビジネスや、顧客のマイナンバーを預かる税理士・会計士等には、膨大な管理コストが発生してしまうという。

マイナンバー管理freee

こうしたことを受け、同社は中小企業向けクラウドサービスのパイオニアとして、経営者・経理担当者・会計事務所等の負担やリスクを解放し、本業に集中できる環境を実現する「マイナンバー管理 freee」の事前登録を開始した。

同サービスでは、マイナンバーの収集から保管、完全破棄までをオンライン上で一元的に実行できる。経営者・税理士等は、従業員や顧客とマイナンバーの受け渡しや自社内での保管などの手間をかけず、安全管理措置においても万全の体制が整うとしている。

さらに「クラウド給与計算ソフト freee」では、日々の利用のみでマイナンバーに対応できる仕組みを取り入れる予定となっている。これにより、給与計算からマイナンバーまで、一貫して管理ができ、コストを最小限に抑えることが可能となるという。

今後も同社では、「スモールビジネスに携わるみんなが創造的な活動にフォーカスできるように」というミッションのもと、バックオフィス全体がクラウド上で完結する「クラウド完結型社会」を目指し、機能開発を進めていくとしている。