NHKのBSプレミアムドラマ『ボクの妻と結婚してください。』の公開イベントがこのほど、東京・立教大学池袋キャンパスで行われ、キャストの内村光良、酒井若菜、波多陽区、演出を手掛けた深川栄洋監督が出席した。
14日に最終回を迎える本作は、樋口卓治の同名小説を実写化したラブ・コメディ。余命半年を宣告された主人公・修治(内村)が、愛する妻・彩子(木村多江)の再婚相手を探す――というストーリーで、内村は13年ぶりに連続ドラマの主演を務めている。
学生からの拍手で迎えられた内村は、妻の再婚相手を探すという役どころを、「普通はやらないこと。気持ちが先走っちゃったんだなと尊敬の念を持って演じた。男の中の男だと思う」と語りつつ、深川監督に、「この人は変態。優しく言ってくるけどドSです。あれだけ泣いたのにカットかい!」とこぼす一幕も。一方、看護師を演じた酒井は、「ストーリーを知ってるのに大号泣した。内村さんと多江さんの魅力が爆発します」と最終回へ向けて笑顔でアピールした。
また、2005年に元テレビ朝日アナウンサーの徳永有美と結婚し、2児の父親でもある内村は、「締め付けられる想いだった。実生活で家族をもったから演じられた」としみじみ。夫婦関係を円滑にする3か条を聞かれた際は、「何をおいても笑顔。嫁がノッて話している時は聞いてあげること。そして、酒は等しく飲む方がいい。どっちかが素面だと何かが巻き起こる」と照れ笑いしながら明かしていた。
イベントの質疑応答では、「本当の笑顔は作れるのか?」、「女性のことを何も考えていないドラマ」など、学生たちの正直な意見が出され、深川監督は、「とにかく最後まで見て欲しい」と終始タジタジ。内村も、「白熱しましたね。こんなに熱い質疑応答はなかなか経験できないこと。とても新鮮でした」と刺激を受けたようで、酒井は、「切り口がとても鋭かった。隣で内村さんがどんどん無口になっていくのが少し心配でした(笑)」とコメントを寄せた。