リスキーブランドはこのほど、同社が2008年から実施している生活意識調査「MindVoice調査」(約4,000サンプル/年)を用いて実施した「主要日本人アスリートの魅力度分析」について明らかにした。
同調査では、主要日本人アスリートとして「イチロー」「錦織圭」「田中将大」「本田圭佑」「石川遼」を挙げている。
アスリートの魅力度調査の推移をみると、2010年はイチロー選手が1位(24.5ポイント)、錦織選手は4位(2.8ポイント)にすぎなかったが、2015年(2月)にはイチロー選手に迫る13.5ポイントまで上昇した。特にこの1年で約1.8倍にまで増加している。
世帯年収別にみた主要日本人アスリートの魅力度の違いを見たところ、錦織選手は世帯年収1,000万円以上のアッパーミドル層で最も高いスコアを示していることがわかった。アッパーミドル層では、錦織選手はイチロー選手を抑えて1位になっている。
性・年代別でみると、55歳~64歳女性が感じる錦織選手の魅力度は22.0ポイントと、35~44歳男性(9.1ポイント)の2倍以上のスコアを示している。同社では、アッパーミドル層と55歳以上女性にアピールしている錦織選手は、これまでの日本人アスリートとはやや性格が異なるブランド価値を有していると分析している。
錦織選手と、代表的な日本人アスリート「イチロー」のファン層の違いをまとめたところ、「錦織圭派」は『ロマンチック、楽天的、優柔不断』といった傾向があることがわかった。一方「イチロー派」は『メカ好き、リスクテイク、自分の隠れ家』という傾向があるという。