JR東日本は9日、クルーズトレイン「TRAIN SUITE(トランスイート) 四季島」における「専用ラウンジ新設」「料理の監修」「トレインクルー募集開始」について発表した。専用ラウンジ「PROLOGUE(プロローグ) 四季島」は上野駅構内に新設される。

専用ラウンジ「PROLOGUE 四季島」イメージ(画像左)とロゴマーク(同右)。2枚ともJR東日本提供

「TRAIN SUITE 四季島」は2017年春デビュー。出発駅は上野駅となる予定で、運転開始に合わせて上野駅構内に専用ラウンジが設置される。「PROLOGUE 四季島」の名称は、乗車前にくつろげる空間であるとともに、これから始まる「Golden Experience(感動体験)」の序章として、期待感などを得られる空間をイメージし命名されたとのこと。デザインは列車と同様、奥山清行氏が代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当する。

「PROLOGUE 四季島」では、出発時のチェックイン・手荷物預かりをはじめ、飲み物や茶菓の提供など、特別な旅へ誘う各種サービスも用意。自宅・宿泊先から上野駅までのハイヤーサービス、上野駅でのバレーサービス、駅構内でのポーターサービスも予定しているとのこと。出発前の特別なひとときを過ごせる空間となる。

「TRAIN SUITE 四季島」で提供される料理の監修者と総料理長も発表した。料理を監修するのは、日本人で初めてミシュラン1つ星を獲得した中村勝宏氏(日本ホテル取締役統括名誉総料理長)。車内調理における総料理長は、中村氏に師事し、「ホテルメトロポリタン丸の内 Dining & Bar TENQOO」料理長を務める岩崎均氏。両氏により、地域とのつながりを演出した料理が提供されるという。

トレインクルーの募集開始は6月9日から。業務内容は「車内および旅行行程中の接客・添乗乗務」「ダイニングカーおよびラウンジカーでの食事や飲み物のサービス」「車内の客室、ラウンジカー、ダイニングカーなどの清掃業務、ベッドメイキング」「車内への荷物や食材などの積み込み・積み降ろし業務」とされ、びゅうトラベルサービスの正社員として採用される。募集期間は7月10日まで。採用時期は2015年10月1日頃を予定している。