ホテルオークラは8日、2014年11月5日に基本合意書に調印し、2月13日にトルコ共和国の首都アンカラに共同出資で、同国内におけるグループホテルの運営管理を行う合弁会社を設立したことを発表した。
2020年に向け、東南アジアやトルコ共和国進出へ
同社名は、「Okura Sarayli Otel Yonetim A.S.」(オークラ サライリ オテル ヨネティム)。ホテルオークラは、2020年までに、100ホテル(JALホテルズの開発も含む)の運営を目指し、うち海外ホテルの占有率を50%まで引き上げることを目標にしている。今後、中国・ベトナムなどの東南アジアや、トルコ共和国等の需要拡大見込み地域を中心に、オークラブランドやホテルニッコーブランドを集中的に出店し、海外で日本発の優良国際オペレーターの知名度を更に向上させる。
なかでも、ヨーロッパに展開していく上で重要なのがトルコ共和国。近年の経済成長により、30歳未満が総人口の半分以上を占めることから、今後も長期的な労働力人口の増加・内需拡大など、持続的な経済成長が期待できる。また、国際観光機構によれば、外国人観光客数は世界第6位(2013年 約3,800万人)。さらに、水路・空路からの外国人観光客数ではスペイン、アメリカに次いで世界第3位(2012年約3,400万人)となっている。
合弁会社は、2017年にホテル開業予定の「オークラ スパ&リゾート カッパドキア」のほか、アンカラやイスタンブールなどの主要都市を中心に、トルコ共和国内にて、オークラブランドやニッコーブランドのホテル開発支援や運営管理を行う予定。
現在開業予定の海外ホテルは、2015年にホテル・ニッコー泰州、2018年にホテル・ニッコー・バンコク、ホテルオークラマニラ、2019年にオークラ プレステージプノンペンとなっている。