お笑いコンビ・ジャルジャルの冠バラエティー番組『ジャルやるっ!』(関西テレビ 毎週金曜 深夜0:40~1:10)の6月12日(金)放送分で、現役の市長を父に持つ後藤淳平が自らも"市長"となり、市民の救済に乗り出す新企画が放送される。
先ごろ行われた統一地方選挙で、後藤の父親が大阪府の吹田市長に当選したことを受けた新企画のタイトルは「超えろ。後藤市長」。関西テレビの新スローガン「超えろ。」を掲げる"ジャル市の市長"に扮した後藤が運動員の福徳秀介とともに街に飛び出し、市民の不平不満に耳を傾けながら、ユニークな解決策を打ち出していく。
スーツにメガネ、白髪ヘアの扮装で貫禄たっぷりの"市長"に変身した後藤は、商店街などを練り歩きながら選挙運動さながらの街頭演説を決行。続いて大阪市内のとある劇場へと向かい、そこで活躍する地下アイドルたちから日ごろの不満を聞き出す。彼女らが抱く切実な願い「アイドルだって○○がしたい!」を知った後藤は、それを実現する新法案をぶち上げ、全員参加の多数決による"完全住民投票"で可決を目指すなど、ちゃっかりと時事も取り入れながら実父にまつわる禁断のネタに挑む。
収録を終えた後藤は「まさか(父親のことを)企画にされるとは思いませんでした」と苦笑。父親には事前に報告したそうだが、「『全然好きにやったらいいよ』と言ってくれました」と快諾してくれたとか。ロケでは、選挙カーに見立てた車の上から市民に訴えかける街頭演説も体験し、「車の上に立っただけで、何か話が聞けるんじゃないかとみなさんが集まってくるのには驚きました。何か言わないと! と思いました」と街行く市民の思わぬ反応に焦る一幕もあったという。
そんな後藤の市長としての姿を「すばらしかったです」と絶賛するのは福徳。「商店街で握手を求められて、最初はジャルジャルとして求められてると思ったんですけど、横でビラ配りしていた僕には誰ひとり求めなかったですね(笑)」と“市長効果”か後藤ひとりが人気を独占していたことを明かした。今回のロケでは地下アイドルのほか、ボディービルダーなどからも話を聞き、「不満はどこにいってもある」ことを実感したという後藤は「なんぼでもやれる企画。たとえばマイナーなスポーツをやってる人は不満がありそう」と今後のさらなる救済活動に意欲を。「(父親を)超えていきたいと思います(笑)」と意気込みを見せていた。