東京急行電鉄はこのほど、法人設立からおおむね5年以内のベンチャー企業を対象に、東急線沿線でのビジネス展開を支援する「アクセラレートプログラム」を開始すると発表した。7月1日から支援対象企業の募集を始めるという。
同社によれば、この取組みは東急線沿線の生活利便性を高める新規事業の創出と、東急線沿線においてベンチャー企業の持続的な成長を支えるエコシステムの構築を目的としたものだという。今後、設立5年以内のベンチャー企業を対象としたビジネスコンテストを開催し、「交通」「不動産」「生活サービス」の3つの事業領域を中心に、東急線沿線の生活利便性を高める「B to C」「B to B to C」のサービスやプロダクトを募集する。
審査を通過した企業は、東急線沿線に集積する東急グループの広告媒体や施設、顧客基盤、営業網、東急総合研究所の各種調査データなどを利用したテストマーケティングを行えるほか、東急電鉄との業務提携なども検討されるとのこと。書類選考と2度のプレゼンを経て、今年12月に支援プログラムを決定する予定。副賞として、最優秀に該当する東急賞に109万円、次点の渋谷賞に42万8,000円が授与される。