日産自動車は8日、新世代タクシー「NV200 タクシー」の出発式を東京都内で実施した。多目的商用車「NV200」(日本名「NV200 バネット」)をもとに開発されたモデルで、米国・ニューヨーク市の次世代イエローキャブとしても約700台採用されている。
スペイン・バルセロナ、オランダ・アムステルダムをはじめとする欧州でも、電気自動車「e-NV200」をベースとしたタクシー約200台がサービス開始しており、「NV200」をベースのタクシーはグローバルな広がりを見せているという。都内で行われた出発式では、「NV200 タクシー」を初期購入したタクシー会社46社の関係者が参加したほか、式典後には各社のカラーリングを施した35台のタクシーが東京の街をパレード走行した。
国内事業を担当する日産自動車専務執行役員の星野朝子氏は、海外から日本を訪れる外国人の数が年々増加していることや、2020年の東京オリンピック開催時には世界中から多くの選手・観覧客が来日されることが予想されることに触れ、「『NV200 タクシー』は大きなスーツケースを抱えたお客さまにもしっかり対応できる上、広々とした室内空間により、利用される方すべてに最高のおもてなしをご提供できると確信しています」とコメントしている。