伊藤忠テクノソリューションズとセブン&アイ・ホールディングスは8日、セブン&アイのネットスーパー専用店舗「ネットスーパー西日暮里店」に、配送計画を自動作成するクラウドサービス「Mobile Asset Management Service」(以下、MAMS)を導入すると発表した。
MAMSは、受注と同時にシステムが効率的な配送ルートを自動で作成し、配送担当者や関係者はPCやスマートフォンを使って情報共有が行える。配送予定時間や配送状況などは自社のWebサイトで追跡・確認することが可能なほか、生鮮品や惣菜などが含まれた注文を優先的に配送するように設定できるため、利用者に出来たての商品を提供することが可能という。
今回、MAMSを導入するネットスーパー西日暮里店は、都心部をターゲットとしたセブン&アイのネットスーパー専用拠点。2015年秋から本格稼働予定の新たなECビジネス「オムニチャネル」戦略における重要拠点でもある。
同店では、受注後、出荷時間に合わせて、注文を受けた生鮮品や惣菜を含む商品の調理等、配送準備、梱包を実施。既存のネットスーパーの約5倍となる1日当たり最大2,000件まで受注可能で、配送は23便体制となっている。2015年3月からMAMSの試験運用を開始、6月から本格運用を予定しており、これにより配送ルートの自動化・効率化が可能となるという。