お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、7日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、ベストファーザー賞に関して持論を展開した。
"すてきなお父さん"とされる著名人に贈られる「ベストファーザー イエローリボン賞」が今年も発表され、タレントのヒロミ、俳優の照英のほか、JAXA宇宙飛行士の若田光一氏らが受賞した。
このニュースが番組内で取り上げられると、松本は「若田さんなんか家にいなかったでしょ! 何言ってるの」とツッコミ。「イベントごとやから、とやかく言うことはない」としながら、「あえて、へりくつを言うならば」と前置きをして持論を述べた。
松本は「ベストジーニストはファッションの人が選ぶから分かる」と理解を示しつつ、「ベストファーザーは"ベスト子どもたち"が選ぶべきで、お前らは何者なんだっていう話」と説明。「結局、"自分の子どもが自分の親のことをどう思ってるか"がベストファーザー。これはホンマにおかしい。何を言っているのか。お前たちは何の立場」と主張した。
ゲストの長嶋一茂もこの意見に同意し、「(受賞は)全く興味ない」。選考基準に関して、「誰が見たのっていう話だから。そんなこと分からないでしょ、家庭のことなんだから」と指摘する一方、「僕は自分のイメージとして、この世界では"バカ息子"を貫きたい」「だからこの前の落書きなんて大したことと思ってない」という自虐ネタでスタジオの笑いを誘っていた。
同賞は1982年から行われており、今年で34回を迎えた。オフィシャルサイトによると、受賞者はマスコミ各社、FDC(日本ファーザーズ・デイ委員会)評議員、歴代イエローリボン賞受賞者、MFU(一般社団法人日本メンズファッション協会)の会員によるアンケート結果をもとにベスト・ファーザー選考委員会によって決定。ちなみに1983年の第2回では、一茂の父・長嶋茂雄も受賞している。
また、選考にあたっては、「明るく楽しい家庭づくりをしている父親」「父親学の実践者」「厳格なしつけをしている父親」「子供たちの良き理解者、良き教育者」「お母さんと子供から見た、素敵なお父さん」「社会の福祉に貢献し素敵な父親像をアピールしている人」「ユニークな子育てをしている父親」などの基準が設けられている。