AKB48・島崎遥香が、6日に福岡・ヤフオクドームで行われた開票イベント「第7回AKB48選抜総選挙」で約5分間のスピーチを行い、涙ながらに思いを伝えた。感情のこもった熱いスピーチに、会場からは度々拍手が起こっていた。

AKB48の島崎遥香

島崎は12位で初選抜入りとなった第5回では約1分13秒、昨年の第6回は最高位となる7位で"神7"入りを果たしたものの、ここでも1分18秒という短めスピーチで簡潔にまとめていた。握手会でのファンへのそっけない振る舞いから"塩対応"と言われている島崎。今回は昨年以上の得票数(7万3,803票)だったものの、結果は9位。冒頭で「私は……」と発してから約40秒黙り込んで涙を流し、悔しさをにじませた。

沈黙の後に伝えたのは、「たくさんの人から好かれるタイプじゃないけど、世間の人からも態度が悪いとか悪く思われがちになることも多いけど」と客観視した自分のイメージと共に、「でもこうやってたくさんの票をいただけて、私のことを応援したいと思ってくれている人がたくさんいることを今感じられて、ありがたいなと」「こんなに握手会もできてなくてアイドルに向いてない私を、この順位まであげてくれてる私のファンの皆さんに感謝したいです」というメッセージ。

続けて、「だから私のことを応援してくれているファンの皆さんにたくさん恩返しをしていきたいと思っているし、私は今年このままじゃダメなんだと思っていて」と打ち明け、今回の総選挙に臨む上で掲げていた「第2章」の真意を「だから先輩の力を借りつつも同期である次期総監督の横山由依と共に、後輩を引き連れてAKBの第2章をつくりたいという目標を自分の中で決めていました」と説明した。

そして、「去年より順位は下がってしまったからこんなことを言うのはどうかと思うんですけど」と前置きしながら、「AKB48のファンの皆さん、どうか私たち世代に力を貸してください」と懇願。「もっと……もっと私たちが前に進めるようにこれからどうかよろしくお願いします」と頭を下げ、最後は「去年より長いスピーチができたと思うので、ここらへんで終わりにしたいと思います」と締めくくって笑いを誘った。

(C)AKS