日本人が知らない海外の常識、それがレディーファースト。レディーファーストは「男性が女性に対して取るべき最低限のマナー」であり、これがしっかりしていないと海外の異性にモテないばかりか、接客や職場での評価も悪くなるという。今回はどのような点に気をつけるべきなのか、海外のビジネス事情に詳しい日本ワーキング・ホリデー協会広報の方に話を伺った。

一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会
ワーキング・ホリデー制度の普及と地位向上を支援する非営利団体。日本政府、各国大使館との連携を取りグローバル人材育成の為1人でも多くの方にワーキングホリデービザを利用した留学を知ってもらうため、毎日無料セミナーを開催し、ビザ申請のサポートや語学学校の申込、現地に到着してからのサポートなどを行っている|

ドアは先に触る!

レディーファーストにおける基本中の基本がドアの扱いです。基本的に女性と行動しているのであれば、必ず男性が先にドア開け、女性をドアノブに触れさせてはいけません。 家や学校のドアはもちろん、車なども男性が乗る前に必ず女性側のドアを開け、女性を乗せて女性側のドアを閉めてから男性が乗り込むのが一般的です。

また、意外と知られていないのですが、見知らぬ場所に入る時は通常とは逆に男が先に入らなければいけません。

歩き方に気をつける!

基本的に女性と2人で歩く時は、男性が車道側を歩かなくてはいけません。事故などだけでなく、車からの泥跳ねなどからも女性を守る効果があります。

また、階段などでは男性が後ろを歩いてはいけません。相手がスカートをはいている時は特に注意が必要! 必ず女性の隣か、斜め後ろのポジションにつくようにしましょう。

椅子は女性が絶対優先!

椅子の取り扱いは日本男児が通るレディーファーストの鬼門です。まず、女性より先に椅子に座ることは絶対にダメです! 公共機関、バスや電車、車、すべての場所で「まず女性を席に着かせて」それから自分が席に着きます。

その時も女性に椅子を触らせてはいけません。椅子が固定されているなら仕方ないですが、女性が席に向かったらすぐに椅子を引いて女性をエスコートしましょう。

なかなか厳しいルールが多いように感じますが、あくまでマナーなので最低限のレディーファーストをこなす、相手を気遣う意識を持つことが何より大切です。

(取材協力:日本ワーキング・ホリデー協会)

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