COMPUTEX TAIPEI 2015のAcerブースではWindows 10搭載PCコーナーを展開。Microsoftのカンファレンスで公開された高解像度の13型2-in-1 PC「Aspire R 13」をはじめ、複数のWindows 10 PCが展示されていた。いずれの機種も、Windows 10のリリースに合わせ約2カ月後の発売を予定するが、日本での展開および価格は未定。

AcerブースのWindows 10搭載PCコーナー。下記に紹介する以外に、5Mピクセルカメラ搭載のWindows Phone「LIQUID M220」なども紹介されていた

Windows 10コーナーでひときわ目をひいたのが、Microsoftのカンファレンスで登場し、COMPUTEX TAIPEI 2015のMicrosoftブースでも展示されている「Aspire R 13」だ。

Aspire R 13

2014年のIFAで初登場した液晶回転型2-in-1 PC「Aspire R 13」のWindows 10搭載版で、2-in-1機構は液晶外枠のフレームは固定され、内側の液晶のみがくるっと回転する仕組みとなる。プロセッサにはHaswell Refresh世代のIntel Core i7-4510U(2.00GHz)を採用し、画面は2,560×1,440ドットの高解像度。天板は透明感のあるガラス仕様だ。

外枠フレームは固定され、ディスプレイ部が回転する2-in-1機構

想定利用スタイルと主なスペック

システム情報

また、「Aspire V Nitro」シリーズの17型モデルのWindows 10搭載版も展示。Intel RealSense 3Dカメラを上部に搭載し、こちらはプロセッサにIntel Core i7-4710HQ(2.5GHz)を採用。解像度は1,920×1,080ドットのフルHDで、グラフィックスにはNVIDIAのGeForce GTX 860Mを内蔵する。

Aspire V17 Nitro Black Edition

天板はざらついた独特の質感だ

上部に深度を測れるRealSense 3Dカメラも搭載

側面にはHDMIやUSBポート

5月にワールドワイドで発売したという4K出力・7.1chサラウンド対応ボックス型デスクトップPC「REVO ONE」もWindows 10搭載モデルを予定。長辺約20㎝、重量約1kgの小型ボックスながら、USB 3.0やUSB 2.0、HDMI、DisplayPortなど豊富な端子を備えている。ストレージは最大6TBまで搭載可能とのこと。

REVO ONE

USB 3.0やUSB 2.0、HDMI、DisplayPortなど、ポートは背面にまとまっている

このほか、正体不明の10~11型らしき2-in-1 PCも展示されていた。"事情があって起動できない"とのことで、ハードウェア不具合によるものかもしくは未発表パーツの採用によるものかは不明だが、今後の登場を期待したい。

10~11型らしき2-in-1 PC

キーボード面、液晶面はブラックだが、天板は鮮やかなエメラルドグリーン

一見すると普通の小型ノートPCだが、実は液晶部が外れるデタッチャブル仕様