ヤマハ発動機は5日、北米市場で高い人気を誇るATV(All Terrain Vehicle : 四輪バギー)の2016年モデルとして、ユーティリティーモデルのフラッグシップである新型「グリズリー(Grizzly)」、同じくユーティリティーモデルの普及価格帯製品となる新型「コディアック 700(Kodiak 700)」、および若年層向けモデル「ラプター 90(Raptor 90)」を、6月より北米市場などで順次発売すると発表した。なお、各モデルはナンバープレートを取得できず、一般公道での走行は行えない。

「グリズリー(Grizzly)」

グリズリーは、林道や岩場などでのファンライドやハンティングなどのレクリエーションを中心に使用されるユーティリティーモデル。新デザインのフロント&リアフェンダー、優れた操縦性と快適な乗り心地に寄与する前後サスペンションと26インチタイヤ、力強いトルクと扱いやすい出力特性、自然なエンジンブレーキが特徴の新設計DOHC・708ccFIエンジン、新設計LEDヘッドライトおよびハンドルマウントライトなどが特徴。価格は、8,899USドルから。

「コディアック 700(Kodiak 700)」

コディアック 700は、業務用途を中心とするユーティリティーモデル。新デザインを採用したほか、グリズリーと共通の708ccFIエンジン、防塵・防水リアブレーキ、ハンドルマウントライト(EPS装着車のみ)などにより、機能性と利便性を高めている。価格は、6,999USドルから。

「ラプター 90(Raptor 90)」

ラプター 90は、10歳以上を対象とする若年層向けモデル。スポーティな走行特性と快適な乗り心地、扱い易さを向上させている。価格は、2,799USドルから。