日本労働組合総連合会(連合)は4日、1日17時現在における2015年春闘の臨時回答集計を発表した。それによると、ベースアップと定期昇給を合わせた平均賃上げ額(加重平均)は前年同期比500円増の6,481円、平均賃上げ率は2.23%となった。中小組合でも前年を上回り、賃上げの流れは続いている。

平均賃金方式(出典:連合Webサイト)

これまでに7,140組合が要求提出を実施し、4,488組合(前年同期4,912組合)で妥結。このうち、従業員300人未満の中小組合は3,297組合(同3,655組合)で、平均賃上げ額は同326円増の4,584円、平均賃上げ率は1.90%となった。

また、ベースアップが確認できた組合は2,223組合で、平均ベア額は2,039円、率にして0.69%。このうち、中小組合は1,345組合で、平均ベア額は1,610円、率にして0.66%となった。

パートやアルバイトなどの非正規労働者の賃上げについては、時給の平均賃上げ額は同5.33円増の16.76円。月給の平均賃上げ額は同1,844円増の4,071円、賃上げ率(参考)は2.03%となった。

ボーナスの年間平均は同2万5,047円増の156万5,934円、季別平均は同6万8,072円増の75万8,923円となった。