マスターカードは3日、今年で5回目となる「世界渡航先ランキング」の結果を発表した。調査対象は世界132都市。これによると、ロンドンが4度目の1位となったことがわかった。
世界の人気渡航先、トップ10の半数がアジアに
2015年の世界渡航先ランキングでは、「ロンドン」に続く2位は前回から維持して「バンコク」、3位は「パリ」となった。また7位~10位が「シンガポール」、「クアラルンプール」、「ソウル」、「香港」となり、アジアの都市が上位10都市の半数を占めた。日本の都市からは、「東京」が11位、「大阪」が25位にランクインしている。
東京は2014年の19位からのランクアップ、前年比成長率は5.1%プラスに。加えて、大阪も2014年の37位から健闘し、前年比8.5%増加という予測結果となった。
2014年の渡航者実績は、東京、大阪でそれぞれ約768万人、約422万人で、2014年の予測の約538万人と約319万人を大幅に上回った。マスターカードによると、昨年に引き続き、政府のインバウンド政策が加速したことが寄与したと考えられるという。
2015年は、東京は約808万人、大阪は約458万人の渡航者を見込んでいる。また、過去6年間にわたり、渡航者数が最も大きく伸びた上位10都市のうち、「大阪」が4位、「東京」が8位にランクインし、旅行目的地としての存在感を強めている。