オーディオテクニカは6月4日、ダイナミックヘッドホン「ATH-AVC500」「ATH-AVC300」「ATH-AVC200」を発表した。発売は6月19日。価格はオープンで、推定市場価格は、ATH-AVC500が7,000円前後、ATH-AVC300が3,000円前後、ATH-AVC200が2,000円前後。

「ATH-AVC500」

「ATH-AVC300」

「ATH-AVC200」

本製品群は音楽鑑賞だけでなく、映像コンテンツ視聴や楽器のモニターにも適したホームユース向けの密閉型ヘッドホン。2009年11月に発売した「ATH-T500」「ATH-T300」「ATH-T200」の後継モデルだ。ドライバーサイズはATH-AVC500がφ53mmで、ATH-AVC300とATH-AVC200はφ40mm。ATH-AVC500は制振アルミニウムハウジングを装備し、不要な振動を抑制する。ATH-AVC500とATH-AVC300は、CCAW(銅皮膜アルミ線)ボイスコイルを使用している。

ATH-AVC500ではフリーアジャストヘッドサポート、ATH-AVC300とATH-AVC200ではアジャスタブルヘッドサポートを採用。ヘッドホンが頭の形に沿ってフィットするため、長時間リスニングで生じる負担を抑える。またATH-AVC500では、耳を包み込む低反発イヤーパッドを備える。

再生周波数帯域は、ATH-AVC500が10Hz~25kHz、ATH-AVC300が18Hz~22kHz、ATH-AVC200が20Hz~22kHz。インピーダンスはいずれも40Ωだ。出力音圧レベルは、ATH-AVC500が106dB/mW、ATH-AVC300が104dB/mW、ATH-AVC200が100dB/mW。最大入力は、ATH-AVC500が1,800mWで、他は500mWとなっている。

ケーブル長は3m。ATH-AVC500が片出しタイプで、他は両出しタイプ。先端はφ3.5mmステレオミニプラグとなっているが、φ6.3mmステレオ標準プラグアダプターも付属している。ケーブルを除いた質量は、ATH-AVC500が約270g、ATH-AVC300が約230g、ATH-AVC200が約210gだ。

本製品群と同時に、開放型ヘッドホン「ATH-AVA500」「ATH-AVA300」も発表している。