マンダムはこのほど、「男性の基本3体臭"汗臭・ミドル脂臭・加齢臭"」に関する調査結果を発表した。調査は、25~54歳の働く男女183名(男性92名、女性91名)を対象に、4月に行われた。
男性よりも女性のほうが"ニオイ"に厳しい
調査で用いた各ニオイサンプルは、同社臭気判定士による日本人男性1,050名への体臭調査において、最もニオイ強度の高い方のニオイの強さに合わせて作成。「ニオイの強度(0~5段階評価)」「ニオイの不快度(0~5段階評価)」「ニオイの容認度(0~6段階評価)」について調査を行った。
まず、男性の基本3体臭(以下3臭)それぞれのニオイの強度について調査したところ、3臭全てにおいて、男性よりも女性のほうがニオイを強く感じる傾向があることがわかった。
また、3臭それぞれの不快度と容認度についても調べたところ、男性よりも女性のほうが不快率・非容認率ともに高い結果となった。
25~34歳女性100%が"汗臭"は「許せない」と回答
次に、ニオイ別に調査結果を分析。まず"汗臭"に対するニオイの不快度に注目してみたところ、男女ともに非常に高い不快率(男性82.6%、女性89.0%)を示した。
また、ニオイの強度と不快度の関係性を見てみると、ニオイの強度が最も強い「強烈なニオイ」と感じた割合と、不快度が最も高い「極めて不快」と評価した割合を比較すると、男性よりも女性のほうが大幅に不快率が増えていることがわかり、同じように強烈と感じたニオイでも、女性のほうがより不快に感じやすいということが伺えた。
さらに容認度について、年代別に詳しく見てみたところ、25~34歳女性のなんと100%が「許せない(我慢できない)」と回答した。"汗臭"は、男性よりも女性のほうが不快に感じやすく、特に若い女性にとっては絶対に「許せない」ニオイであることが明らかとなった。
男性は"汗臭"よりも"ミドル脂臭"が不快
"ミドル脂臭"について「不快」と回答した割合は、男性75.0%、女性89.0%と、汗臭同様に男女ともに不快率が高いことがわかった。特に、「極めて不快」と回答した割合が、汗臭では男性8.7%、女性24.2%と女性のほうが2倍以上高かったのに対し、"ミドル脂臭"では男女間で差がなく、男性16.3%、女性16.5%という結果に。男性にとっては、汗臭よりも"ミドル脂臭"のほうが不快度が高いと感じる人が多いことがわかった。
また、容認度についても「許せない」と回答した割合が、男性66.3%、女性81.3%と非容認率が高いニオイであるという結果に。特に、「全く許せない」と回答した割合は男性17.4%、女性17.6%と、男女ともに3臭の中で最も高い割合となっており、最も「許せない」ニオイといえる結果となった。
男女7割超が、"加齢臭"は「不快ではない」
次に"加齢臭"について詳しく見てみたところ、これまで一般的に"臭い"と言われてきた"加齢臭"が、実際に嗅いで評価してもらうと、「不快ではない」と回答した人は、男性78.3%、女性72.5%と、そこまで不快に感じないことが判明した。
また、容認度については男女平均90.7%(男性94.6%、女性86.8%)が「許せる」と回答し、「全く許せない」と回答した人は男女ともに0%という結果に。"加齢臭"が容認率の高いニオイであることがわかった。