パナソニックは6月3日から21日まで、東京・銀座に「食べ比べ亭」をオープンする。食べ比べ亭とは、「銀座米料亭 八代目儀兵衛」とのコラボレーションで実現した店舗。実際に足を運ぶと、米がおどる炊飯器とおどらない炊飯器での食べ比べ体験ができる。

6月3日オープンの食べ比べ亭

店内には炊飯中の「SR-SPX105」がズラリ

パナソニック独自の炊き技「Wおどり炊き」を搭載した最新の炊飯器「SR-SPX5シリーズ」は、6月1日に発売されたばかり。今回オープンする食べ比べ亭では、パナソニックの最上位モデルであるSR-SPX5シリーズで炊いたご飯を味わえる。SR-SPX5シリーズの詳細については以下の別記事を参照してほしい。

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パナソニック、ご飯の甘みとハリがアップした最上位炊飯器「Wおどり炊き」

通常、銀座米料亭 八代目儀兵衛で提供するのは土鍋で炊いたご飯だが、期間中のランチでは、SR-SPX5シリーズで炊いたご飯を提供。さらに、ランチメニューを注文した人は、おどり炊き搭載モデルと非搭載モデルで炊いたご飯の食べ比べも体験できる。

おどり炊きの威力を実感してコラボを決意

銀座米料亭 料理長の橋本晃治氏

五つ星お米マイスターでもあり、銀座米料亭 料理長も務める橋本晃治氏は、「はじめ、パナソニックさんから食べ比べ亭のお話をいただいた時は困惑した」と語った。というのも、銀座米料亭 八代目儀兵衛は土鍋を使って炊いたご飯を提供しているお店であって、パナソニックの電気炊飯器で炊いたご飯を出すのはコンセプトにそぐわないと思ったからだ。

しかし、実際にWおどり炊きのSR-SPX5シリーズで炊いたご飯を食べた時に「ツヤと甘さ、粒の大きさなどで、おどり炊き非搭載モデルとのちがいが明らかに出ていた。私自身が、SR-SPX5シリーズをクオリティの高い炊飯器だと認めたので、今回のコラボレーションに踏み切った」とする。

食べ比べ亭で使用している米は、銀座米料亭 八代目儀兵衛の主力商品でもあるブレンド米の「翁霞(おきなかすみ)」。ブレンド米というと、混ぜ物、ニセモノといわれることも多いが、橋本氏によれば「ブレンド米はワインでいうと"フルボディ"に当たり、重厚感のある味わいを楽しめる。シーズンや年によって、どの銘柄をどのくらいブレンドするか変えているが、今の時期は山形県の『ゆめごこち』、長野県飯山市の『こしひかり』、宮崎県の『ひのひかり』をブレンドしている」とのことだ。

厨房の様子