バッファローは3日、ICカードをかざすロック解除機能や、ファームウェア不正改ざんチェック機能を搭載し、セキュリティ性を高めたUSB 3.0ポータブルHDD「HDS-PZNU3TV3」を発表した。容量は500GB / 1TB / 2TBで、税別価格は500GBが34,800円、1TBが39,800円、2TBが54,800円。6月中旬から出荷予定。

「HDS-PZNU3TV3」シリーズ

対応するICカードは、オプションの専用ICカードに加えて、交通系や電子マネー、さらには「おサイフケータイ」対応スマートフォンなどで、最大5枚まで登録できる。ファームウェア不正改ざんチェック機能は、起動時とファームウェアのアップデート時に、現状のファームウェアをチェックする機能だ。そのほか、保存したデータはすべてAES 256bitで暗号化されるなど、様々な方法で高いセキュリティ性を維持する。

別売のシステム管理者向けUSBメモリ管理ソフトウエア「SecureLock Manager2 RUF2-HSC-MGR」を使用すると、パスワードポリシーといったセキュリティ設定を個別に行うことができる。また、標準でトレンドマイクロの「Trend Micro USB Security」を搭載しており、内部データの更新・保存時にファイルがウィルスに感染していないかをリアルタイムで監視。ウィルスが発見された場合は自動的に隔離を行う。

こうしたセキュリティ性に加え、衝撃吸収シリコンゴムを内蔵した堅牢なケースを採用し、米国MIL規格「MIL-STD-810G 516.6 Procedure IV」に準拠する高い耐衝撃性も備える(米軍納品時の選定に用いられる規格)。IPX3相当の防雨性能と、IP5X相当の防塵性能も併せ持つ。

インタフェースはUSB 3.0で、電源はUSBバスパワー。サイズはW90×D141×21mmで重量は約300g。対応OSは、Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 / Server 2003 / Server 2008 / Server 2008 R2 / Sever 2012 / Server 2012 R2、Mac OS X 10.8 / 10.9 / 10.10。