メディアコンテンツファクトリーはこのほど、全国の20歳以上の成人男女を対象に実施した「医療機関受診に関する意識調査」の結果を明らかにした。調査期間は3月4日~5日で、1,206名から有効回答を得た。

医療機関を変えるきっかけ

かかっていた医療機関を変えたいと思ったきっかけについて尋ねたところ、最も多い回答は「待ち時間が長い」(34%)だった。次いで「医師の対応・態度が不快だった」(27%)、「症状が改善しなかった」(26%)と続く。「自宅や職場が変わり遠くなった」(23%)、「医師から満足な説明が得られない」(21%)という回答も多かった。

回答者からは、「明らかに不十分な治療をされた(40代・男性)」「思っていたことと違う手術をされた。説明などがなかった。(20代・男性)」など、自身の診察への不満や治療方針に関して医師との間にギャップを感じている声もあがっている。

受診の主目的とは異なる他の症状の悩みや質問があった場合、医師に相談するか聞くと、「受診目的と異なれば相談しない」と26%が回答した。

「気になることがあれば何でも相談する」はわずか15%で、「気心が知れている医師であれば相談する」(23%)、「他に気になることはありますか?と医師に聞かれたら相談する」(23%)、「普段通っている医療機関なら相談する」(13%)など、59%が条件付きで相談すると回答した。

受診の主目的とは異なる他の症状の悩みや質問があった場合、医師に相談しますか?

他に気になる症状があっても医師に相談しない理由について聞いたところ、「余計なことは相談しにくい」が48%と最も多かった。以下「相談していい内容かわからない」(29%)、「相談するきっかけがない」(25%)、「うまく説明できない」(22%)と続き、患者は医師に対して相談しにくい印象を持っていることが分かった。

気になる症状があっても医師に相談しない理由