犬の健康維持のためには歯が重要な要素のひとつといわれており、最近では様々な犬のオーラルケアグッズが出そろってきた。そこで今回は我が家の愛犬でそれらのグッズを実際に試してみた。
こんなにある犬のオーラルケアグッズ
今回送られてきた犬用のオーラルケアグッズがこちら。歯ブラシみたいなタイプから、歯みがきシート、それにおやつタイプまでいろいろある。早速興味津々の大吉(右)と福助(左)。
歯ブラシタイプを検証
最初はこの歯ブラシタイプから。歯ブラシタイプで片方が波形スポンジ、もう片方が小さなブラシになっているもの。歯と歯茎の隙間にフィットする波形スポンジの方で口全体の汚れを磨き、反対側の超極細歯ブラシで気になる汚れや奥歯を磨くというように使いわけるらしい。
まずは波形スポンジの方から。
水で軽く湿らせて(歯みがきジェルをつけてもいいらしい)、歯や歯茎全体をなぞるように磨いていく。
奥まで届くのでやりやすい。
波形スポンジは外れるようになっているので、使用後は洗って乾燥させれば繰り返し使える。
外側だけでなく内側もしっかりと。
今度は反対側の超極細歯ブラシの歯と歯の隙間などをしっかり磨いていく。
先が細く小さくなっているので細かい部分が磨きやすそう。
こちらは波形スポンジよりも更に奥歯が磨きやすい。
歯みがきシートを検証
次はシートタイプで指に巻き付けて歯を磨くタイプを試してみる。
このシートで歯を拭くだけで歯垢が取れ、口臭予防にも効果があるらしい。
シートはウエットティッシュのようになっていて、このように指に巻き付けて使用する。
これはこれで指で直接しっかり磨けている実感が湧く。口に異物を突っ込まれるのを嫌がる犬はこちらの方がいいかもしれない。
犬が好む香りと味(?)がするのか、我が家の犬たちは歯みがきが終わってもシートをペロペロなめていた。
食べるだけで歯みがきができる?
続いては歯みがきガムなるもの。これは噛むだけで歯みがき効果があるらしい。犬がモノを食べるときによく使う歯に当たることで、汚れを落とすという。
本来はおやすみ前に噛ませることで一日についた歯垢をそぎ落とすのが目的だそうだが、レポートのために早速与えてみる。
思いがけないおやつの登場にときめく犬たち。
食い付きはとてもいい。このガムにある溝に歯が食い込むことで歯垢を落とすらしい。
原材料は玄米、オートミール、亜麻仁、食物繊維などで、弾力性を持たせているとのこと。
歯と歯ぐきの健康を維持するためのポリリジン、ビタミンB1など、歯によさそうな成分も入っている。
歯みがきガムには他にも「食後用」のモノなどもある。こちらも噛むことで歯みがき効果があるのは同じだが、食べた直後の歯の汚れを、ガムを噛むことで剥がし、取ってくれるらしい。
こちらも試しに与えてみる。
先ほどのガムと形状は違うが、こちらも食い付きは上々。
食べさせるだけで歯みがき効果があるのは、飼い主としては非常に楽でいい。
まとめ
人間と同じく、犬も歯が健康維持に大切なことは認識していたので、実は日常的に歯みがきは行ってきた。が、ついつい忘れてしまう日もあったりする。大切なのは毎日の積み重ねだ。自分と愛犬に合ったオーラルケアグッズを見つけ、毎日楽しく継続できるのがよい。今回紹介したオーラルケアグッズは、どれも使いやすかったと感じている。
我が家の犬はどちらも若いのだが(大吉4歳・福助1歳)、将来のことを考えて、今のうちからしっかり歯みがきしておかなくてはと思っている。年を取ってからでは遅いこともあるので、皆さんも今のうちから愛犬のために歯みがきを日課にしてみてはいかがだろうか。