日本マクドナルドは5月25日、「ベジタブルチキンバーガー」(単品340~370円・バリューセット640~670円・昼マック450円/税込)と「ベジタブルチキンマフィン」(単品230~290円・バリューセット450円・コンビ300円/税込)を販売開始した。同商品をメインに、組み合わせによっては全部で何と310kcalという"ヘルシーなバリューセット"を早速試食した。
女性の声が反映されたヘルシーメニューの登場
同社では以前より、客からニーズのある「野菜を多く使ったメニューの提供」や「女性を意識したラインアップの提供」が課題だったという。そこで今回、野菜がたくさん取れるヘルシーなバーガーとメニューを開発。メインを「ベジタブルチキンバーガー」、サイドを「サイドサラダ(ドレッシング「低カロリー玉ねぎ」)」、ドリンクを「爽健美茶(M)」とした場合、310kcalになるヘルシーなセットが実現した。ご飯1膳252kcal(精白米150g)と考えると、セットでこのカロリーはかなりうれしい。
具材・ソース、全て野菜入り!
「ベジタブルチキンバーガー」は鶏肉をベースに、コーン、にんじん、えだまめを練りこんだパティをグリルし、レタス、トマトと共にブランバンズでサンドしたバーガー。
山形に盛り上がったブランバンズはしゃれたシルエットで、口に入れるとこんがり焼かれた香ばしさが口に広がる。中のパティにはカラフルでごろっとしたサイズの野菜が入っており、おのおのの素材の味や甘みを感じることができるため、子どもにも好まれそうだ。丸ごと入ったえだまめの歯ごたえも楽しめる。
また、パティの上に入っているレタスとトマトは安全性を考慮した野菜を厳選しているという。専用のカッターで切られたトマトは、シャッキリとした歯ごたえながら水っぽくなく、新鮮さをうかがわせる。
ソースは、レモンが香る爽やかなベジタブルソース。トマト、パプリカ、たまねぎなどが使われており、見た目もきれいなオレンジ色で、うまみのあるケチャップとデミグラスソースの中間のような味わいが野菜とパティをうまくまとめている。
同社マーケティング部マネージャーの久野修(くのおさむ)さんによると、「皆さんによりおいしく味わってもらうために、女性を集めた消費者テストなども行いました。この野菜ソースはいくつかの候補の中から、"野菜とパティに最も合う"と好まれたものが採用されています」という。
「ベジタブルチキンバーガー」の販売時間は、レギュラー時間帯の10時30分~翌4時59分まで。また、バンズでなくマフィンを使った「ベジタブルチキンマフィン」の販売時間は、朝マック時間帯の5時~10時30分。
ノンオイル、砂糖不使用で6kcalの味とは思えないドレッシング
「サイドサラダ」(単品280~320円/税込)は、レタス、紫キャベツ、パプリカ、スイートコーンなどが入っており、シャキシャキとした歯ごたえとしっかりしたボリュームがある。
ドレッシング「低カロリー玉ねぎ」は、みじん切りの玉ねぎがたくさん入っており、どろりとしていて濃厚。味は少し酸味があってさっぱりとしているものの、玉ねぎのコクと甘み、かつおだしのしっかりした味付けが効いている。これでノンオイル、砂糖不使用で6kcalとは……健康に気を使ってヘルシーなものを、というのではなく、おいしいから選択したいと思える味わいだ。
ドレッシングは、「低カロリー玉ねぎ」の他に「焙煎ゴマドレッシング」も選択でき、その場合は同一セットで410kcal。また、現在は8月下旬までの期間限定でパスタサラダ入りの「サイドサラダ バジルソース」も登場している。単品価格は330円~370円(税込)で、朝マック時間帯は100円プラス、レギュラー時間帯は50円プラスでバリューセットのサイドメニューとして選択可能。
ドリンクの「爽健美茶」は、さっぱりとしていて野菜にもよく合う。
今回、「ベジタブルチキンバーガー」の昼マック(平日限定10時30分~14時)は450円と、ワンコインで味わうことができる。500円以下で500kcal以下のため、健康と財布に気を使う人は、ランチの選択肢が広がるのではないだろうか。
また「ベジタブルチキンバーガー」単体でのカロリーは293kcal、「サイドサラダ(低カロリー玉ねぎ)」は16kcalとそれ自体がヘルシーなため、おのおの他のメインメニュー・サイドメニューと組み合わせても楽しめそうだ。