あなたの恋愛を振り返ってみると、片思いや友達以上恋人未満、セカンドなどの「ちゃんとつきあえない恋」が多いですか? それとも「ちゃんとつきあえる恋」が多いでしょうか?
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私は自分自身の経験から、そして男女問わず多くの人から恋愛のお話を聞くうちに、「ちゃんとつきあえない恋」が多い人と「ちゃんとつきあえる恋」が多い人には明らかな違いがあることを発見しました。しかも、その違いは、一般的に思われがちな「顔やスタイルのよしあし」や「性格の明るさ」などではなかったのです。
具体的には、一体どんな違いがあるのか。それを、これから数回にわたってご紹介していきます。今回は恋愛の基本と「ちゃんとつきあえない恋」が多い人の特徴についてお話ししましょう。
恋愛の基本は「対(つい)の関係」であるかどうか
「恋愛って難しいよね」「恋愛は人それぞれ、いろいろだよね」という声をよく聞きます。しかし、「恋愛の基本は『対の関係』である」ということを前提にしてみると、今までよりも恋愛がスッキリと理解できるはずです。
「対」というのは「つがい」のことであり、「男性一人に女性一人が対応して、ペアになっている関係」のこと。「ちゃんとつきあっている」ということであり、具体的には「彼氏・彼女」「夫・妻」という関係のことです。
この関係は以下の点がポイントです。
・お互いを唯一の相手であるときちんと確認しあっている
・二人の関係は正式なものであり、公にしている
・(言葉にしていなくても)お互い以外の人とは肉体関係をもたない、という契約である
一方、「対」以外のすべての恋愛、つまり「ちゃんとつきあえない恋」を「半分の恋愛」と呼ぶことにします。「対の恋愛」をひとつの完成形とした場合に、未完成の関係といったイメージです。
「半分の恋愛」には、「片思い」「友達以上恋人未満」「復縁希望」「不倫」「浮気」「セフレ」「セカンド」「ファン」など、「彼氏・彼女」「夫・妻」以外のすべての関係があてはまります。
つまり、冒頭に挙げた「ちゃんとつきあえない恋」が多い人とは「半分の恋愛」が多い人、「ちゃんとつきあえる恋」が多い人とは、「対の恋愛」が多い人と言い換えることができます。
また、「半分の恋愛」＝「片思い」だけではない、ということにも注意。 「半分の恋愛」であっても「両思い」だということもあります。例えば「友達以上恋人未満」や「不倫」がそうですね。 「お互いを唯一の相手として、正式につきあっている関係」ではありませんが、一応は「お互いを好きである」といえるからです。
「半分の恋愛」が多い人の特徴1:自分の気持ちだけを大切にする
それでは、「半分の恋愛」、つまり「ちゃんとつきあえない恋」が多くなりやすい人の特徴には、どんなものがあるのでしょうか。
まず、「半分の恋愛」が多い人は、私の見るところ「自分の気持ちを大切にする」という傾向にあるようです。「(私は)好き! 」「(私は)会えてうれしい! 」「(私は)今日話せなかったので悲しい! 」など、「自分はこういう気持ちである」「自分はこう感じた」ということを、何よりも大切にします。
もちろん、自分の気持ちを大切にするのは大事なことですし、「対の恋愛」が多い人だって自分の気持ちは大切です。しかし、「半分の恋愛」が多くなりやすい人は、自分の気持ち「だけ」を大切にする傾向にあります。「とにかくあの人に会えればいい」「離れるなんて考えられない」などと、自分の気持ちでいっぱいになりやすいのです。
「自分の『好き』という気持ち」にくらべれば、「ちゃんとつきあえるのか、つきあえないのか」ということは重要ではないので、「半分の恋愛」が多くなるのも当然なのですね。
さて、ここまでお読みになって、あなた自身やお友達のことなど、思い当たる部分はありましたか? 次回は「半分の恋愛」が多い人の、その他の3つの特徴についてお話しします。
※画像は本文と関係ありません
<著者プロフィール>
ANNA
恋愛研究者。学生時代より都内のキャバクラ、六本木、銀座の有名クラブなどでホステスとして活躍。また合コン、お見合いパーティー、ホストクラブなどで実習に励み、合計約5000人の男性と会話した経験を持つ。著書に『本当に好きな人とずーっと幸せになる本』(廣済堂出版)、『大好きな人が振り向いてくれる本』『大好きな人がどんどん好きになってくれる本』(大和出版)、『どうしても忘れられない彼ともう一度つきあう方法』(すばる舎)など。ブログ「愛し体質は、愛され体質」
