1more Baby応援団は、結婚14年以下の男女既婚者を対象に実施した「夫婦の出産意識調査2015」の結果を発表した。調査は4月25日~27日にかけて行い、2,961名から回答を集めた。

左:子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、女性も働き続けたいと思うか 右:妊娠や出産、子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、女性も管理職を目指して働くと思うか

子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、女性も働き続けたいと思うか尋ねたところ、全体の84.5%が「働き続けたい」と回答した。子どもを持つフルタイムで働く女性では、90.0%が「働き続けたい」と答えている。「管理職を目指すと思うか」という質問でも、全体の79.6%、働く母親の79.6%が「目指すと思う」と回答した。

子どもを持つフルタイムで働く女性に、自分や配偶者の上司は子育てに理解があるほうだと思うか聞くと、75.2%が「理解がある」と答えた。「理解がある」と「そうではない」の回答別に、出産に対する意識を比較すると、上司が子育てに理解がある回答者の方が「2人目の壁は存在しないと思う」の回答率が高かった。

さらに「今後の出産意向がある」でも9.0ポイント、「2人目以上の出産に対して、ためらいを感じない」も10.3ポイントと、いずれも「理解がない」回答者より数値が上回っている。子育てに理解がある、いわゆる"イクボス"がいる職場では、子育てへの意識がよりポジティブな傾向があることがわかる。

子育てに理解がある職場で働く人は、子育てへの意識がポジティブな傾向にある

「現在住んでいる都道府県は、子育てがしやすいと思う」いう回答が最も多い県は「石川県」だった。2位は島根県、3位は岐阜県となっている。理由としては、「公園など公園の遊び場が多い」が最も多く、次いで「大型のショッピング施設や商店街が近くにある」「住民が優しい」などが挙げられた。

「子育てしやすい」都道府県ランキング