無印良品を展開する良品計画は6月11日、書籍「素手時然(そしゅじねん)」を全国の無印良品にて発売する。

書籍「素手時然(そしゅじねん)」(2,160円・税込)を発売

人々に響く言葉と図版の力で示す無印良品の理念

同書は、無印良品誕生から35年を迎えるにあたり、無印良品の理念を受け継ぎ、さらに前へと進めることを目的としたもの。

無印良品は、その発案者の1人である田中一光氏が中心となり、無印良品の原点にあたる考え方をまとめた書籍「無印の本」(1988年11月発行、絶版)を精神的な支柱としてきた。「無印の本」の発行当時、国内展開のみだった無印良品は、現在、日本を含む26の国と地域で約700店舗を出店するに至っている。

新たな時代を見据えて、世界の人々に無印良品の目指す生活像を語る

今回発売となる「素手時然」は、生まれたての無印良品を応援する視点でつくられた「無印の本」を原点としながら、新たな時代を見据えて、世界の人々に無印良品の目指す生活像を語ることを目的とし、企画された。責任編集はアドバイザリーボードメンバーである小池一子氏と原研哉氏、アートディレクションは原研哉氏が務めている。

言葉と写真によるイメージの触発と連繋によって、読者の想像力の飛躍を誘うべく編集。既に世の中にあり、人々のより良い「生」と「くらし」への思いを伝える約150の文章と、約100点の図版を集めた。同社では、同書が1980年に生まれた無印良品の基本理念を未来に受け継いでいくために、そして新たな思いを紡いでいくためのヒントとなるような1冊の本となれば、としている。

発売日は、無印良品店頭が6月11日、一般書店は6月12日。価格は2,160円(税込)。