現在MBS/TBS系にて毎週日曜17:00~放送中のTVアニメ『アルスラーン戦記』の追加キャストが発表された。
発表されたのは、『ニセコイ』の宮本るり役などで知られる声優の内山夕実、『NARUTO -ナルト-』の犬塚キバ、『シドニアの騎士』の弦打攻市役などを演じる鳥海浩輔、『黒子のバスケ』の実渕玲央役の羽多野渉、『響け! ユーフォニアム』で黄前麻美子を演じる沼倉愛美ら4名。『アルスラーン戦記』後半クールで活躍するキャラクターを演じていく。
内山が演じるのは、第一話にも登場した、ルシタニア軍の騎士・エトワール。子供の頃、パルスに捕虜として捕らえられた時にアルスラーンと出会い、顔見知りに。イアルダボート教の熱心な信者で平等を重んじる一方、異教徒に対しては容赦がなく、その矛盾をアルスラーンにも指摘されていた。内山は「喜びと同じくらい緊張と不安が大きかったのですが、役者としてこのような機会を与えていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、作品の見どころについて「異教徒パルスの人間に憎悪を抱いているエトワールの、アルスラーンとのやりとり」を挙げている。
鳥海が演じるラジェンドラは、パルスへと侵攻する東方の大国・シンドゥラの第二王子。役柄について鳥海は、「一国の王子という立場ですが、気取った人ではなく、いろいろな表情を見せてくれる人間くさい役」と分析。さらに、ラジェンドラの部下として登場する兵士・ジャスワントを演じる羽多野は、キャラクター同士の「目には見えない"つながり"を感じていただきたい」とコメントを寄せた。
沼倉が演じるのは、ゾット族長の娘で、天才軍師としてアルスラーンを助けるナルサスに勝手に"妻"宣言をするアルフリード。剣技、馬術、弓術を得意とし、とにかく気が強いキャラクターへの挑戦に、沼倉は「彼女の生命力や、気持ちのよさを表現していけたらいいなと思っています」と意気込みを述べている。
ラジェンドラ、ジャスワント、アルフリードのビジュアルについては、6月9日に発売される『別冊少年マガジン7月号』内で、漫画原作者の荒川弘氏による描き下ろしイラストにて発表されるという。
本作は、『銀河英雄伝説』『創竜伝』『タイタニア』などで知られる小説家・田中芳樹氏の原作を、"ハガレン"こと『鋼の錬金術師』で人気を博した荒川氏が漫画化。現在、漫画雑誌『別冊少年マガジン』(講談社)で連載されており、単行本は1~3巻ですでに累計200万部を突破している。物語は、"気弱な"王太子・アルスラーンが、異教徒の国・ルシタニアの侵攻をきっかけに、激闘と謀略のなかで、仲間たちとともに成長していく姿を描いている。
(c)2015 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS